月別アーカイブ: 2011年7月

読むtaiji第14号

不定期刊行 第14号
2011.7.30 (sat)

読むtaiji

責任編集 岩間泰司
groov69@hotmail.com

7月31日(日)taiji Live @ 都留Gibson House

アコナイ久々に連続出演・・・しかも5人での演奏だ♪♪

今回のtaijiのバンドメンバーは実に変わった布陣である。ギターにアコースティック
ユニット“Buddy”のブチ。昨年の八朔でロックバンドを一緒にやったが、アコーステ
ィックでのtaijiとの共演は初。ベースはアフリカンバンド“ルーツ・パニックス”の秋山
。以前ドラマーとしてバンドに参加してもらった事はあるが、ベーシストとしてはや
はり初共演。で、taijiとまったくの初共演なのが、ジャンベを叩く若き女性二人、亜里
沙と沙綾。二人とも都留文科大学吹奏楽部のパーカッション奏者なのだ。みなさん年
齢性別ジャンルそれぞれバラバラだが、個性的なメンバーが急遽集まり、練習不足で
はあるが、実に楽しみな初共演である。

● アコースティック・ナイト@ Gibson House●

・18:00 OPEN /18:30 START
・ taiji 出演時間 6組中5番目20:50~
・ charge \1000+drink

◆ taiji バンドメンバー◆

ボーカル、ギター、ブルースハープ“taiji”
ギター“ブチ”(from Buddy)
ベース“秋山”(from ルーツ・パニックス)
ジャンベ“亜里沙”“沙綾”(from 都留文大吹奏楽部)

Taiji 新曲発表・・・31日アコナイで!!

今回のアコナイで初披露する新曲は「サリンジャー」。聞き覚えのある響きだと思
う人も多いと思うが、アメリカの作家“J.D.サリンジャー”の「ライ麦畑でつかまえて」
をモチーフにした曲です。世の中を斜に構えて眺め、鈍よりとした青春を描いた、あ
まりにリアルなこの小説。この新曲はそんな翳りのある青春を抜け出して、大人の世
界に突入していく若者達へのエールとして書いたつもりです。まだ完成ではないが、
爽やかだけど、切ない、だけどこれから新しい世界に飛び出して行く高揚感などを表
現したつもりです。当初、ギターのブチが曲の原型になる部分を創ってきて、それを
自分なりに解釈し、肉付けしていった末、ブチの思惑とは大分違った曲に仕上がった
ことは申し訳なく思う。それでも、今迄のtaijiにはなかったような新鮮な曲が創れたの
は、ブチの持ってきた原型があったからで、非常に感謝している。そして、みなさん
にも気に入ってもらえれば、こんな嬉しいことはないのですが・・・。感想をお待ち
してます。

タイジの歌詞

鼓動

風 雲 水 光 あなたの瞳
見つめる先は何処
教えて欲しい
魂震わす あなたの声
溢れる感情 高鳴る鼓動
無限に広がれよバイブ
幸せを分かち合うため
あなたと同じ夢を見る
空へ空へ 飛び立つ
大空に広がる星座に
跨がり 何処までも行こう
あなたとこの世の果てを見る
何故に何故に 愛おしい
指先奏でる ギターの音色
唇 舌先 感じる鼓動

“これを聴かずして何を聴く!?

天が二物を与えた歌姫 “安藤裕子”

初期のcharaが好きだ。切ないけどオチャメで小悪魔な女の子。そんなcharaが好きだった。ただ、結婚
して子供が産まれてからの彼女はもう少し高尚な雰囲気が漂い、少々敷居が高くなった気がした。安藤裕
子を初めて聴いた時、初期のcharaに近い雰囲気を感じた。(声や歌い方が似てるってこともあるけど)
それにしても、天は二物を与えずなどという言場は嘘ではないかと思う程、こんなに多彩な才能(ルック
ス、作詞作曲、声の魅力、アートワークなど)を持ち合わせる彼女は本当に“選ばれし者”と言う他ない。
切なくてポップな煌びやかさを撒き散らし、艶のある甘い声は僕をとことん魅了する。

いつまでも曖昧な僕の頭の中は 君だって何だって ほらまた傷つけちゃうよ
僕だってそれなりに気を使って笑うのに どうしたって何だって君はまたふくれてるよ
僕が笑うから 君はまた僕の名前呼んでね
君に笑うから 君はただ僕の手を握り締めて

“TEXAS”

彼女は今、子供を身籠って音楽活動休止中だ。Chara同様、彼女もきっと今後の作風は変わるのだろ
う。それでも彼女の今後の活動に期待を寄せる僕がいる。だって、彼女はあまりにも“特別な存在”だから
・・・

*編集後記*

よくいろんな人に作詞と作曲どちらを先に作るのか?と聞かれる。私の場合、圧倒的に曲が先である。私
が小学生の頃、音楽に初めて魅了されたのが洋楽で、歌詞など分からずとも、そのメロディーやサウンド
に感動し涙した事を忘れない。高校生になると日本のロックなども聴くようにはなったが、歌詞の意味を
深く考える事もなく“音楽”として聴いていた。その後、尾崎豊や佐野元春などの影響で歌詞にも拘るよう
になるのだが、やはり私の曲創りの基本は曲先で変わりない。昔、佐野元春がこんな事を言っていた。
「僕にとっての音楽を列車に例えると、詩はそこに乗ってる人(ソフト、魂)であり、サウンドはそれを
運んでくれる列車(ハード)だ」
で、私の場合はメロディーやサウンドに魂を込めて、歌詞はその魂が求めるものを言葉に置き換えて表現
したものに過ぎない。どちらが正しいか?とかそういう話ではない。ただ、同じ音楽を作るにも、いろん
な方法があり、“魂”の有り様も様々だなと、今回新曲を創りながら感じていたのです。